ヒマラヤ山脈を含むヒンズークシュ山脈への気候変動の影響をより正確に測定し、データ収集を強化するために、インド気象局(IMD)は中国やパキスタンの気象機関などと協力し、地域内の国に気候予測サービスを提供する予定である。
今月初め、IMDは予測サービスや気候分析を提供する地域気候センターを設立する方法を議論するためのワークショップを開催した。
それは世界気象機関(WMO)の下に置かれ、形になるまでに数年かかるだろうと、IMDのM・モハパトラ局長はヒンズー紙に語った。
「ヒンドゥークシ・ヒマラヤン(HKH)地域は、第3の極と考えられており、気候に大きな影響を及ぼします。 しかし、ここでのデータ収集はまばらです。 そこで、各国がデータを共有し、予測・予報を向上させるためのシステムについて議論しています。 WMOの提案では、イスラマバード、デリー、北京に共同センターを設置することになっています」と彼は言いました。
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HKH地域は、アフガニスタン、バングラデッシュ、ブータン、中国、インド、キルギスタン、モンゴル、ミャンマー、ネパール、パキスタン、タジキスタン、ウズベキスタンにわたっています。 約500万平方キロメートルの広大な土地に、多様な文化的背景を持つ人々が暮らしている。 広大な氷河地帯を含む第3極は、極地以外では世界最大の雪と氷の貯蔵庫でもある。
長期にわたる気象予報に加え、地域センターはデータサービス、トレーニング、能力開発、研究開発などを提供することになる。 公式ノートによると、「関連する利害関係者間のパートナーシップを特定し、研究の方向性と協力の必要性を策定し、ユーザーグループとセクターを特定し、気候変動予測の一部として水文極値における変化に関する情報を提供する」ことを意図しているそうです。 インダス川、ガンジス川、ブラマプトラ川流域の山岳地帯や下流域で、異常降水が増加するため、洪水がより頻繁に起こり、深刻化するという。 洪水の深刻さは、今世紀末には2倍以上になると予想されるとのことだ。