出生前の鍼治療。 女性の期待と満足度、陣痛への影響

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Background: 分娩準備のための産前鍼灸の使用は一般的であるが、その客観的な産科的利益に関してはまだ相反するエビデンスがある。 鍼灸治療に対する女性の期待や主観的な経験に関する情報はほとんどない。

Methods: この後ろ向きコホート研究では、過去3年以内にオーストリアのグラーツ医科大学の産科クリニックで妊婦鍼灸治療を受けた女性に、女性の治療満足度に関する有効な質問票を送付した。 産科電子データベースを用いて、鍼治療を受け、同病院で出産した女性の詳細な臨床・産科データを抽出した。 比較のため、産科データは、研究期間中に病院で出産した、出生前鍼治療を受けなかった女性の対照群と照合された。

結果 150名の女性にアンケートを送付し、そのうち70名(46.7%)がアンケートに回答し返送してきた。 アンケート調査の結果、鍼灸治療に対する全体的な満足度は高く(平均合計スコア26.22±4.72)、97.1%が「とても満足」または「かなり満足」と回答していた。 回答者は、出産からアンケートまでの時間を除いて、非回答者と差がなかった(P = 0.015)。 出生前鍼治療後の分娩(n = 144)とマッチさせた対照分娩(n = 576)の比較では、陣痛の長さと鎮痛剤の使用において統計的な有意差は見られなかった。

結論 産前鍼灸は、陣痛期間や痛みに対する客観的な影響は別として、妊婦に良い影響を与える可能性が高い。

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