の解説です。
周期表から、塩素の原子番号(Z)は17です。 原子番号は常に陽子の数と等しく、
Z = 陽子の数
そして基底状態(電荷なし)では陽子の数は電子の数と等しいので、
Z = 陽子の数 = 電子数(基底状態)
従って元素、塩素の基底状態の電子配置は次のとおり。 1s22s22p63s23p5 = 17 electrons
基底状態の元素がイオンになるには、その最外周軌道の電子を得るか失うかしなければならない。 元素は通常、希ガスの電子の安定性を得るためにこれを行う(オクテット則)。
ここで、混乱しないように、常に次のことを覚えておいてください:
(1) 電子が増えると負の電荷(-)になり、
(2) 電子が減ると正の電荷(+)になる、
塩化物イオンCl-は、電荷が-1、すなわち、一番外の軌道で1電子得たということになるのです。 したがって、Cl-の電子配置は、1s2 2s2 2p6 3s2 3p6 = 18 electrons
となります。