Treatment of streptococcal pharyngitis with once-daily compared with twice-daily amoxicillin: a noninferiority trial

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背景:アモキシシリンは1日2回の投与に比べ、1日1回の投与で咽頭炎の治療ができる。 A群溶血性レンサ球菌(GAS)咽頭炎に対するアモキシシリン1日1回投与と通常療法を比較した比較的小規模な先行研究2件では,各治療群の細菌学的成功率が同程度であったと報告された。 本研究の目的は,GAS咽頭炎に対する1日1回投与のアモキシシリンをさらに大規模な試験で評価することであった。

Methods: ある小児科医院において,2年連続(2001~2003年)の10月から5月にかけて,GAS咽頭炎を示唆する症状・徴候を有する3~18歳の小児を対象とした。 GAS迅速検査が陽性であった患者を体重(<40 kgまたは>or=40 kg)で層別化し,アモキシシリン1日1回投与(750 mgまたは1000 mg)または1日2回投与(375 mgまたは500 mgの2用量)に10日間ランダムに割り付けた。 投与開始後14~21日(visit 2)および28~35日(visit 3)に採取したスワブから,咽頭部のGASの細菌学的不成功率を測定した。 アモキシシリンを1日1回投与した場合の細菌学的不成功率が,1日2回投与した場合の細菌学的不成功率よりも10%以内の誤差で悪化しないかを評価するために,無作為化対照,医師盲検化,非劣性試験を実施した。 GAS分離株は,細菌学的不成功と新規取得株を区別するために特性評価された。 有害事象を記載し、返送された日誌と投与瓶のレビューにより服薬アドヒアランスを評価した。

結果 2年間で2139名の潜在的研究対象者のうち,652名が登録され,各治療群に326名が登録された。 2群間の人口統計学的および臨床的特徴は,体重3161kg未満の小児で発疹が多くみられたことを除き,同等であった。 2回目の訪問時、失敗率は1日1回投与群で20.1%(294人中59人)、1日2回投与群で15.5%(296人中46人)だった(差、4.53%;90%信頼区間 , -0.6 to 9.7 )。 また、3回目の訪問時での失敗率は、1日1回投与群で2.8%(216例中6例)、1日2回投与群で7.1%(225例中16例)でした(差:-4.33、90%信頼区間:-7.7~-1.0)。 消化器系及びその他の有害事象は、1日1回投与群では1日2回投与群と同程度の頻度で発現した。 アレルギー反応と推定されるものは0.9%(635例中6例)に発現した。 10日間投与の遵守率は95%以上(541例中516例)であり、群間差は認められなかった。

結論 アモキシシリン1日1回投与はアモキシシリン1日2回投与に劣らないという結論であった。 また,消化器系イベントやその他のイベントは,1日1回投与群で有意に多く発生することはなかった。 この大規模臨床試験から,アモキシシリンの1日1回投与はGAS咽頭炎の治療に適していると思われる.

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