Microsoft Azure VMタイプの比較

Microsoft Azure VMタイプには、さまざまなニーズに合わせて最適化した広い範囲が存在します。マシンタイプは特化されており、仮想 CPU (vCPU)、ディスク機能、およびメモリサイズによって異なり、あらゆるワークロードにマッチする多数のオプションを提供します。 AWSのEC2インスタンスタイプには用途に応じた名前がついていますが、Azureのインスタンスタイプの名前は単純にAからNまでのシリーズになっています。以下の表と説明は簡単なリファレンスですが、ワークロードに適したマシンタイプを見つけることは常にニーズによって異なることを覚えておいてください。

汎用 VM は、CPU とメモリのバランスに適しており、テストや開発、小規模から中規模のデータベース、トラフィックが少ない Web サーバーに最適な選択肢です：

DC-series

データ保護やコードの機密性に優れた最新の仮想マシンファミリー。 SGX テクノロジーと 3.7GHz Intel XEON E-2176G プロセッサがこれらのマシンをサポートし、Intel Turbo Boost Technology との組み合わせにより、最大 4.7GHz まで対応できます。

Av2 Series

A シリーズ VM の CPU とメモリの比率は、開発およびテストなどのエントリレベルのワークロードで最も効果的なものです。

Dv2 シリーズ

Dv2 VM は、強力な CPU (D-series VM より約 35% 高速) と最適化されたメモリを誇り、本稼働ワークロードに最適です。 D シリーズと同じメモリとディスク構成で、2.4 GHz または 2.3 GHz のプロセッサと Intel Boost Technology をベースに、最大 3.1 GHz まで対応できます。

Dv3-series

拡張メモリとディスクおよびネットワーク制限の調整により、Dv3 シリーズ Azure VM は汎用ワークロードに最も高い価値を提供します。エンタープライズアプリケーション、リレーショナルデータベース、インメモリキャッシュ、および分析に最適です。

B-series

AWS t-series machine type family に似ている B-series VM は、バースト可能で、完全かつ連続した CPU パフォーマンスに依存しないワークロードに理想的です。お客様は、使用率が低いときにクレジットを蓄積するVMサイズを購入することができ、蓄積されたクレジットはバーストとして使用することができます – 必要なときに高いCPUパフォーマンスを可能にする計算能力のスパイク。 BシリーズVMタイプの使用例としては、開発およびテスト、低トラフィックのウェブサーバー、小規模のデータベース、マイクロサービスなどが挙げられます。Dsv3 シリーズは、Intel Turbo Boost Technology 2.0 により 3.5 GHz を達成することができ、ほとんどの生産ワークロードに最適です。

コンピューティング最適化

コンピューティング最適化 Azure VM タイプでは、高い CPU とメモリの比率を提供します。

Fsv2-series

ベースコア周波数 2.7 GHz、最大シングルコアターボ周波数 3.7 GHz で、Fsv2 シリーズ VM タイプはベクトル処理ワークロードのパフォーマンスを最大 2 倍に向上させることができます。

F-series

F-series Azure VMタイプは、2.4 GHz Intel Xeonプロセッサにより速度を必要とするワークロードに最適で、Intel Turbo Boost Technology 2.0 により最大 3.1 GHzまで高速化されます。 Fシリーズは、高速なCPUに最適ですが、vCPUあたりのメモリや一時ストレージに関しては、それほどでもありません。

Memory Optimized

Memory Optimized VM タイプは、CPU に対してメモリが高く、リレーショナルデータベースサービス、分析、および大規模キャッシュに最も適しています。Dv2 シリーズ、G シリーズ、および DSv2/GS

高速な vCPU、信頼性の高い一時ストレージ、およびより多くのメモリを必要とするアプリケーションには、Dv2、G、および DSv2/GS シリーズがエンタープライズアプリケーションの要件に適合しています。 Dv2シリーズは、Dシリーズと比較して約34%高速なCPUを搭載し、スピードとパワーを提供します。 2.3GHzと2.4GHzのインテル®Xeon®プロセッサーをベースに、インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0により、最大で3.1GHzまで到達することが可能です。 Dv2シリーズは、メモリとディスクの構成もDシリーズと同じです。

Ev3-series

Ev3は、D/Dv2ファミリーに由来するハイメモリVMサイズの足跡をたどっています。この Azure VM タイプは、拡張メモリ (7 GiB/vCPU から 8 GiB/vCPU) を誇り、ハイパースレッディングへの移行に合わせてコアごとのディスクおよびネットワークの制限を調整し、汎用ワークロードに優れた価値を提供します。

Storage Optimized

ビッグデータ、SQL、および NoSQL データベースでは、ストレージ最適化 VM は、高いディスクスループットと IO を実現する最適なタイプです。 Lsシリーズは、G/GSシリーズと同等のCPU性能と、vCPUあたり8GiBのメモリが搭載されています。このタイプは、低レイテンシー、高スループット、および大規模なローカルディスクストレージを必要とするアプリケーションに最適です。

GPU

GPU VM タイプは、単一または複数の NVIDIA GPU に特化しており、ビデオ編集や重いグラフィックスレンダリングなど、計算負荷、グラフィックス負荷、視覚化のワークロードで最もよく機能します。

NC、NCv2、NCv3、および ND サイズは、計算集約型およびネットワーク集約型のアプリケーションとアルゴリズムに最適化されています。
NV および NVv2 サイズは、リモート視覚化、ストリーミング、ゲーム、エンコード、および VDI シナリオ向けに作成および最適化されました。]

High Performance Compute

最も高速で強力な仮想マシンには、ハイパフォーマンスコンピューターは、高スループットネットワークインターフェース (RDMA) オプションの最良の選択となります。

H-series

最新のハイパフォーマンスコンピューティングのために、H-series Azure VM は、バッチワークロード、分析、分子モデリング、および流体力学を処理するために構築されています。これらの 8 および 16 vCPU VM は、DDR4 メモリと SSD ベースの一時ストレージを備えた Intel Haswell E5-2667 V3 プロセッサテクノロジーで構築されています。

また、大きな CPU パワーに加えて、H シリーズは、FDR InfiniBand による低レイテンシー RDMA ネットワーキングとメモリ集約型の計算要件をサポートするための異なるメモリ構成のオプションが用意されています。

What Azure VM type is right for you?

複数のファミリーに属する6つの仮想マシンタイプとさまざまなサイズがありますが、ワークロードに適した Azure VM タイプをどのように決定すればよいでしょうか？良いニュースは、これほど多くのオプションがあれば、コンピューティングニーズを満たす適切なタイプが必ず見つかるということです – それらのニーズが何であるかを知っている限りにおいて、です。ワークロード、使用傾向、ビジネスニーズをよく理解すれば、自分に合ったAzure VMタイプを見つけることができるでしょう。

原文：www.parkmycloud.com、2018年10月16日掲載。