【短期麻酔維持のためのプロポフォール点滴】

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最近、麻酔維持のためのプロフォールの点滴による投与が注目されている。 我々は,プロポフォールの明らかな利点を損なうことなく,短時間の手術で麻酔を維持するために必要な点滴速度について検討した. 婦人科の小手術を予定している18~59歳の無投薬の女性患者40名を4群に無作為に割り付けた。 プロポフォール2.0 mg/kgを静脈内投与し,同時に0.05,0.10,0.15,0.20 mg/kg/分のプロポフォール注入を開始して麻酔を導入した. 呼吸はN2O/O2、FIO2 33%で行った。 プロポフォールの追加投与は、患者が動いたときに10〜20mgのボーラスとして投与した。 0.05 mg propofol/kg per minuteでは全例にプロポフォールの追加ボーラス注入が必要であったが、0.10 mgでは8例、0.15 mgでは5例、0.20 mgでは1例がボーラス注入を必要とした。 したがって、0.15 mg/kg/分がおおよそのED50値と考えることができる。 プロポフォールの総使用量(輸液+ボーラス)は,輸液速度が最も遅い場合で0.102 ± 0.028(± SD),最も速い場合で0.202 ± 0.006 mg/kg/分,回復時間は5.2 ± 1.4 ~ 9.9 ± 2.6 minと増加し,回復速度が遅い場合は,1分間に3.5 mg/kg,回復時間が長い場合は,1分間に4.5 mg/kg と増加した。 プロポフォールの消費量と回復時間には有意な相関があった。 導入後,動脈圧は収縮期/拡張期で20/10-15mmHg低下した. 低注入率では手術中に動脈圧はコントロール値まで上昇し、高注入率では導入後の値に留まった。 副作用 副作用:唾液分泌が10例にみられ,咳をした例もあった,導入時に注射部位に痛みを感じた例が9例,楽しい夢を見た例が9例あった。

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